2017.07.10 創業時の金融機関からの借入れするリスクと借入れしないリスク

  1. 借入れ=悪?

借入れ=悪いこと・リスク・借入れしないほうがいい経営ができる

と考えて創業時に借入れしない方がいます。
借金をしないでも回せる自信があるので、借入れは不要と考えておられるようです。
借入れは経営が厳しくなってから借りるものと考えておられるようです。

しかし、これは非常に危険です。
それは、金融機関は経営が厳しい会社に貸すと思いますか?
金融機関はお客様から預かった預金などで経営しています。
それを、運用するために貸すのです。
つまり、「預金者保護が第一」なのです。

したがって、厳しくなったから借入したいといっても貸しません。
どうしたらいいか?
経営の鉄則で、「現預金を多く持つ」「何かあったときに備えること!」が大事なのです。
経営が安定して「最終的に借入れゼロ(0円)」が理想です。
しかし、そのための売上げ増加のためにいかにキャッシュを有効に使うことができるかが必要なのです。

金融機関の鉄則=晴れた時こそ傘を借りる」です。
冷たいと感じるかもしれませんが、預金者のために当然のことなのです。

 

借りたほうがいい?か借りないほうがいいか?

「晴れたら傘を貸し、雨が降ったら傘を貸さない」のが銀行です。
したがって、当然のことながら、経営がいい状態の時に借りたほうが借りやすくなります。

一寸先は何が起こるか分からないのが会社経営です。

創業融資はまだ実績がない方にも貸すという非常に優遇された制度です。
しかしながら、無担保、無保証で一番借りやすい日本政策金融公庫でも自分で申し込みしたら、融資確率「50%以下」です。

 

  1. 借入はメリットばっかり!(売上げを伸ばすために必要なこと、借りれるときに借りるだけ借りたほうがいい)

今まで融資をしたことがない方がいきなり予備知識も持たず、事業計画を自分なりに作成して借してくれといって、金融機関は借しますでしょうか?
逆の立場になって考えてみれば分かることです。
経営者も相手の立場になって考える癖を身につけましょう。
借入れは悪ではなく、投資の効果を早くすることができる非常に便利な制度です。
借りるリスクとして金利があるとは思いますが、保険と考えて見てください。
現在の借入れ金利は非常に低額です。
デメリットはほぼ無いに等しいと考えます。

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